久々のブログ by園主妻です。 私たちも山梨に移住して9年、就農して8年が過ぎました。その間に中古の住宅を購入し引っ越すというイベントもあり、なんだかんだとあっという間な感じがしますが、よくよく思い出すと色々なことが確かに起こった気もします。

ここ数年、コロナの影響もあってか、地方移住や農業への興味が、私たちが移住を検討していた頃に比べて更に高まっているような気がします。今までも、就農に興味がある方からの「ぶどう就農について話を伺いたい」、「畑を見学させてもらえないか」というお問い合わせがたまにありましたが、かなり真剣に検討されている方やコアな方が大半でした。だんだん、そういったお問い合わせの訪問目的がフワッとした方が増えてきているなぁ、と感じています。

そんなに真剣に検討していないけど情報収集だけしてみたい
農業の課題について考えてみたくて(レポート書きたくて)
色んな農家さんにとりあえず話聞いてみたくて など

私たちも他県から山梨に移住して新規就農することの大変さは身をもって重々分かっていますので、できるだけ、希望の方には情報提供をしたいですし、協力できることがあれば喜んでしたいと考えていますが、なんとなく、マナーが気になる方が増えてきており、農作業の時間を割いて一生懸命見学やお話の対応している園主を横で見ていて可哀そうになることがあります。また、その方も第一印象で損してしまっているなぁ、と感じます。

日程調整のマナー(日程調整は自分が主導で行う、自己紹介や目的を簡潔に伝える、丁寧な文面、など)
見学やアポ当日のマナー(遅刻しない、質問は事前に用意しておく、など)
その後のマナー(お礼の連絡、など)

もし、その土地で就農を考えている場合、畑見学で印象が悪いと、その農家さんから積極的なサポートは得られなくなってしまいます。
見学や就農のお話を聞いてみたいなと思っている方、私たちのところではなくても、ぜひ最低限のマナーについて意識して農家さんにコンタクトして欲しいな、と感じている今日この頃です。

実際どんなことに気を付ければいいの?というのは、就職活動時のOB・OG訪問のマナーとほぼ同じなんではないかな?と思います。
ネットで「OBOG訪問 マナー」などで検索してみるとアポ調整などで気を付ける点やメールの書き方などが出てきます。

また、農家訪問時の当日のマナーについて書いているページがありましたので、もし、就農を考えていて、いろんな農家さんに話を聞いてみたい、と思っている方は一読してみてください。

なんかOBOG訪問くらいのマナーとか言ってるし、農業もサラリーマンと同じでそんなに甘くないな、もっとフランクだと思ってたのにな、と感じちゃったでしょうか?w
もちろん農業もとっても立派な仕事ですし、農家さんはそのプロ、大先輩な訳ですし、その人からなんの関係もないのに時間をもらって貴重なノウハウやお話を聞こうとしている訳ですから普通のリスペクトとマナーは必要ではないかな、と思います。
園主妻、結構、厳しいサラリーウーマンだったことが伺える文面になってしまいました。

もし、移住して就農などを検討していて、農家さんに見学アポ取りたいな、と思っている方がいらっしゃれば、コンタクト前に今一度、色々と考えるきっかけにもしていただければとも思います。

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